田中将大、7回2失点&4戦連続QSの力投も4勝目お預け ヤ軍は逆転勝ち
味方打線が終盤に奮起 チームは5-2で勝利
ヤンキース田中将大投手が6日(日本時間7日)、本拠地でのエンゼルス戦に先発し、7回6安打2失点と好投したが同点で降板。自身に勝敗はつかなかったが、チームを5-2の逆転勝利に導く力投を見せた。
2戦連続で中4日の先発スケジュールだった田中だが、前回今季最多104球を投げた疲れを感じさせないピッチングを見せた。先頭エスコバルにレフト前安打された初回、2死からプホルスのセンター前適時打で1点を先制され、3回にも無死二塁から犠打と犠飛で1失点。早々に2点を失ったが、ツーシームを軸にスライダーとスプリットでバットを振らせ、5回と6回は3者凡退に締めくくった。
エンゼルス先発シューメイカーに打線は為す術なかったが、打線の援護を信じる田中は粘り強い投球で、走者を背負った6回と7回も無失点に抑えた。
田中の願いが届いたのは7回だった。2点ビハインドで迎えた7回裏、5番マキャンが右翼2階席へ大きなソロ弾を撃ち込むと、続く6番カストロは左翼ポール付近へ8号ソロ弾。貴重な2連発で同点に追いついた。
91球を投げて62ストライクだったが田中は、同点の8回からマウンドを救援左腕ミラーに譲った。7回を投げて6安打3奪三振2四球で2失点(自責2)。自身4試合連続のクオリティスタート(6回以上を投げて自責点3以下)で、防御率を2.76とした。
8回攻撃でベルトランが今季14号となる勝ち越し3ランを右翼席に運び、チームは5-2で勝利した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count