田中将大、満弾浴びての逆転負けに指揮官指摘 「スプリットの調子は良くなかった」
4回に甘く入ったスプリットを痛打され逆転満塁ホームランを浴びる
■ホワイトソックス 5-2 ヤンキース(日本時間15日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は14日(日本時間15日)、本拠地ホワイトソックス戦に先発し4回0/3、7安打5失点で今季初黒星。満塁ホームランを浴びるなど今季最短で降板となった。地元テレビ局「YESネットワーク」では、アーロン・ブーン監督が試合後に取材に応じる様子を動画で公開。指揮官は「スプリットの調子は良くなかった」と振り返った。
初回は3三振を奪う好スタートを見せたが、2点リードの4回に崩れた。アブレイユに二塁打を浴び2つの四球で1死満塁のピンチを背負うとアンダーソンに逆転満塁ホームランを浴びた。嫌な流れを変えれないまま5回も2安打と四球で無死満塁となったところで降板となった。
試合後、ブーン監督は4回に逆転された場面を振り返り「今日の彼のスプリットの調子は良くなかった。普段は打者が振ってしまうゾーンから外れるスプリットやスライダーも、2ストライクから彼らは見事に見送っていた。それらの球を見極めて、何度か四球をうまく選んでいた」とコメント。
スプリットの精度が甘く、4回に逆転満塁弾を浴びることとなったが、指揮官は序盤の投球には評価していた。「序盤はスプリットやスライダーで三振も奪っていた。全体的に球種もうまく混ぜていた。今日の試合に入った段階でも、間違いなく彼は素晴らしい投球をしていて、スプリットがその要因だった」。ブーン監督は田中の生命線ともいえるスプリットを良くも悪くも課題に挙げていた。
(Full-Count編集部)