メジャーで5年ぶり珍記録 1日5試合サヨナラ決着
全米各地で劇的な幕切れが相次ぐ
7日(日本時間8日)のメジャーリーグではメッツ-パイレーツによるダブルヘッダーを含め全16試合が行われたが、なんと5試合でサヨナラ決着となった。前回1日に5試合でサヨナラ打が飛び出したのは、2011年8月16日以来の稀な出来事だという。MLB公式サイトが伝えている。
シンシナティでは、レッズが地区ライバルのカージナルスと対戦。レッズは7回まで6-1と5点リードしていたが、9回表に同点に追いつかれてしまった。試合の流れが傾き掛けた9回裏、頼れる主砲ボットが1死走者なしの場面でシーグリストから中堅へ11号サヨナラ弾を放ち、勝負を決めた。
ミネソタではマーリンズとの交流戦を戦ったツインズが、延長11回に二塁手ドジャーの7号サヨナラ2ランで勝利。ロサンゼルスでは、ロッキーズを迎え撃ったドジャースが、切羽詰まった9回2死に新人外野手トンプソンが値千金の10号ソロ弾を左翼へたたき込んで歓喜に沸いた。
地元デトロイトにブルージェイズを迎えたタイガースは、9回から猛チャージを掛けた。2点を追う9回に無死一塁からキンズラーのレフトへの二塁打で1点を返すと、今度は1死三塁からカブレラのセンター越え二塁打で同点に。試合は延長戦に突入したが、流れをつかんだタイガースが10回攻撃で無死満塁の絶好機にキンズラーがレフトへ安打を放ち、サヨナラ勝ちした。
サンディエゴでは、本拠地ペトコバークでブレーブスと対戦したパドレスが奮起。1点を追う9回に先頭ノリスが7号ソロ弾で同点に追いつくと、1死三塁からマイヤーズがレフトへ自身2度目となるサヨナラ安打を放ち、2連勝を飾った。
試合の劇的な幕切れが、全米各地でファンを熱気に包んだ日となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count