中日、連勝で3年ぶり2位タイ! 40歳山井が6回途中1失点で2勝目 DeNAは4位転落
山井は6回途中まで9個の三振を奪い、自ら安打も放つ
■中日 3-1 DeNA(17日・ナゴヤドーム)
中日が連勝で、3年ぶり2位に浮上した。17日、本拠地ナゴヤドームでのDeNA戦。初回に先制点、5回に2点を奪うと、先発のベテラン山井が6回途中までDeNA打線を1失点に封じる好投を見せて逃げ切り。9勝7敗の貯金2とし、DeNAをかわして順位を上げると、敗れた巨人に並び、2016年以来の2位タイとなった。
12球団トップのチーム打率を誇る打線がこの日も幸先良く先制点を奪った。初回先頭の平田が右翼フェンス最上部に直撃する二塁打を放つと、京田の犠打で走者を三塁へ進め、大島が左前適時打。いきなり1点を先制した。
先発した40歳の山井は140キロ台の真っ直ぐとフォーク、スライダーなどを巧みに織り交ぜる老獪な投球で、DeNA打線を翻弄した。初回に2つの三振を奪って3者凡退に仕留めると、2回以降も走者を出しながら、要所を締める投球で得点を許さなかった。
5回に先頭の高橋が投手強襲の内野安打で出塁すると、阿部の左中間を破る適時二塁打で1点を追加。さらに、投手の山井自ら左前安打を放ってチャンスを拡大し、平田の犠飛で3点目を奪った。山井は6回に1点を失ったが、あとを受けた2番手の谷元、マルティネス、ロドリゲス、鈴木博が好リリーフでリードを守った。山井は5回2/3を投げ5安打1失点、9個の三振を奪って2勝目をマークした。
DeNAは筒香を欠く打線が中日投手陣を攻略できず。山井に9個の三振を喫するなど苦戦し、2試合連続で1点しか奪えず。先発の濱口は6回6安打8奪三振3失点。打球が右スネを直撃した5回に2点の追加点を許し、打線の援護にも恵まれなかった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)