ロッテ、涌井先発の金曜日に連敗続く 伊東監督「曜日を変えようかな」
9回に3点差追いつくも…「見せ場を作りましたけど、最後はミスが出た」
ロッテ伊東監督が「曜日を変えようかな」とぼやいた。10日の本拠地ヤクルト戦で、エース涌井が7回6失点(自責2)と苦戦。チームは9回に3点差を追いついたものの、延長10回に守護神・西野が1点を失い、6-7で敗れた。
5月27日から、涌井が先発の金曜日は3連敗。阪神戦3連勝の勢いでヤクルトを一蹴するはずが、「(2回先頭の)畠山のヒットから、ちょっとおかしくなった。テンポも長く、投げるボールも決まらなかった。慎重になりすぎてストライク、ボールがはっきりし過ぎ」。その2回、続く川端の一ゴロを井口の失策で無死一、三塁とされ、バレンティンの犠飛で1失点はやむを得ないとしても、2死から下位打線に畳みかけられ4点を失った。
涌井は4月29日の日本ハム戦以来、これで6試合白星がない。この一戦の前まで3試合で援護はわずか計2点だったが、この日は2回に「涌井さんに負けをつけるわけにはいかない」と鈴木が2点適時打。女房役の田村も適時三塁打を放ち、この回3点を奪取して1点差とした。リードを3点に広げられて迎えた9回には細谷のタイムリーで1点を返し、田村の右前への劇的な同点2点打でミラクルをおこしかけた。
しかし、ヒーローになるはずだった田村は延長10回無死一塁で西野のフォークを止められず(記録は暴投)、無死三塁となって中村に決勝スクイズを決められてしまった。伊東監督は「見せ場を作りましたけど、最後はミスが出た」と悔やんだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count