楽天期待の新人・茂木が挑む約半世紀ぶりの快挙とは!?

球団史上初の新人開幕スタメン 広角打法で全戦出場

 4月に入社した新社会人も、そろそろ生活のリズム、そして会社に慣れてきたころではないだろうか。一方、プロ野球に入ったルーキーたちは、彼ら彼女らより一足早く、2月のキャンプからチームの一員として加わり、今日に至るまで日々鍛錬を続けている。

 例外はあるものの、多くの選手はいわゆる「プロの壁」を痛感し、その壁を乗り越える、あるいは穴をあけるべく、厳しい環境に身を置いて一軍の舞台を目指している。そんな中「例外」が今年も現れ、チームを鼓舞し続け、そしてファンを魅了している。

 その選手とは、2015年のドラフトで楽天から3位指名を受けた茂木栄五郎内野手だ。

 球団史上初となる開幕スタメンに名を連ねた茂木は、プロとしては小柄ながらも思い切りのいいスイング、そして左右広角に自由自在に打ち分けるバットコントロールを武器に、開幕から全58試合に出場。打率.284、56安打、1本塁打、23打点、7盗塁という成績に加え、守備でも好プレーを幾度も見せるなど、幸先良いプロ生活のスタートを切っていると言える(数字はいずれも6月10日の試合終了時点)。

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