ヤクルト2年目村上、チームトップの5号ソロ「もっともっと打たないと」
大敗の中の光明、小川監督「余裕を持って立っている」
■阪神 13-5 ヤクルト(18日・神宮)
ヤクルトの村上宗隆内野手が、チームトップの5号本塁打を放った。18日、本拠地・神宮球場での阪神戦。2-13と大量リードされた7回2死で、阪神先発の岩田から左中間へソロ本塁打を放った。
大敗の中で気を吐いた若き19歳。「1打席、1打席やることは一緒。やっていることをしっかり出すだけです。(投手の)右、左は関係ないし、意識していない。守備で迷惑をかけている分、もっともっと打たないと」と村上。一時は打率が低迷するも、12日に巨人のエース菅野から2安打して流れが一変した。
石井打撃コーチを中心に、強いストレートに差し込まれないよう、試合前、試合後と時間を問わず徹底したスイングフォームの改造が実結び始めている。ステップする右足の上げ方にも工夫が見られ、小川監督は「開幕の時と違って、余裕をもって打席でも、集中して立っている。ホームランを打てるというのは素晴らしい」と敗戦の中にも光を見出していた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)