田中将大、痛恨2被弾で2敗目 5失点で連続QS途切れ、ヤ軍連勝も5で止まる
7回途中5失点と踏ん張れず、1試合2被弾以上は今季2度目
ヤンキースの田中将大投手は11日(日本時間12日)、本拠地でのタイガース戦で6回1/3を6安打5失点4奪三振1四球と苦しみ、今季2敗目(3勝)を喫した。同点の5回に勝ち越し3ランを浴び、4試合続いていたクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)もストップ。ヤンキースは打線も右腕バーランダーに抑えこまれ、1-6で敗れて連勝は5で止まった
田中は初回、先頭のキンズラーを死球で出しながら無失点。しかし、2回に先頭のカステラノスに甘く入った速球を右中間に運ばれ、先制ソロとされる。田中にとっては5試合ぶりの被弾で先制を許した。
だが、3回はこの試合初めての3者凡退に抑えると、ヤンキース打線がその裏にレフスナイダーのタイムリーで同点に追いつく。田中は4回、無失点に抑えてリズムを作った。
しかし、5回は2安打を浴びて1死一、三塁とされると、キンズラーへのツーシームが真ん中付近に入ってしまう。これをキンズラーが逃さず、レフトスタンドに運ばれる。痛恨の3ラン。1試合2被弾以上は今季2度目となり、3点を勝ち越された。
6回は3者凡退に抑えた田中は、7回も続投。1球で1アウトをとったものの、続くマッキャンにライト前ヒットを浴びる。ここでジラルディ監督がベンチから出てきて、降板を告げた。その後、2番手のイエーツも打ち込まれ、マッキャンも生還したため、田中は5失点となった。
ヤンキースはエース右腕のバーランダーを打ち崩せず、そのまま1-6で敗戦。6日(同7日)のエンゼルス戦から続いていた連勝が5でストップした。田中は92球を投げてストライクは68球。防御率は3.08となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count