遊ゴロを素手捕球→一塁送球でアウト ヤ軍22歳の美技に「ワォ!」「桁外れ」
地元局実況も大興奮「オマー・ビスケルを彷彿とさせます」
■ヤンキース 6-2 ロイヤルズ(日本時間20日・ニューヨーク)
ヤンキースのグレイバー・トーレス内野手が19日(日本時間20日)のロイヤルズ戦で、素手捕球からの好送球を披露した。MLB公式ツイッターがこのプレーを動画で紹介し、ファンから驚きの声が上がっている。
ヤンキース3点リードの7回1死走者なしの場面。メリフィールドの放った打球はボテボテのゴロとなり、遊撃手トーレスの前に転がった。昨季45盗塁でア・リーグ盗塁王のメリフィールド相手に、グラブでは間に合わないと判断したトーレスは、そのまま素手で捕球。すぐさま一塁へ送球すると、一塁手ボイトが倒れこみながらもベースから足を離さず捕球し、アウトとした。
土砂降りという悪条件の中での好プレーに、地元局「YESネットワーク」で実況を担当していたマイケル・ケイ氏は「トーレスの素手キャッチです! アウトにしました! オマー・ビスケルを彷彿とさせます」と大興奮。ゴールドグラブ賞11度を誇るメジャー史上屈指の名手に重ね合わせて称賛した。
トーレスは昨季、大谷翔平投手と新人王を争い、投票で3位に入った。打撃が売りの22歳だが、MLB公式ツイッターが「グローブは不要」と投稿すると、ファンから称賛のコメントが相次いだ。
「ア・リーグ東地区で最高の遊撃手」
「桁外れのプレーだ!」
「ワォ!」
「ただただえげつない」
コメント欄には、昨季限りで引退した通算105セーブのブラッド・ジーグラー氏も参戦。「(一塁手の)ボイトはグローブが必要だろ」と冗談を返している。昨季は主に二塁を守っていたトーレスだが、今季はグレゴリアスが離脱しているため遊撃を守っている。強打を誇る22歳が、怪我人続出の名門を守備でも救っている。