松坂大輔が前半戦最後の登板で4勝目を逃すもメッツ監督は高評価 「彼がチームにいてくれてラッキーだ」
松坂「去年の今頃を考えれば、少しはマシだと思う」
メッツの松坂大輔投手が12日(日本時間13日)、本拠地でのマーリンズ戦に先発し、6回を投げ、4安打10奪三振4四球4失点で勝敗はつかなかった。今季4勝目は逃したが、チームは松坂の降板後に5-4で逆転勝ち。コリンズ監督は「今季最も大きな勝利だ。チームが一丸となり、全員が勝利に貢献してくれた」と喜び、松坂について「期待通りの投球だった。勝つチャンスをチームに与えてくれた」と評価した。
この日の松坂は最速93マイル(約150キロ)の速球を軸に今季最多の10三振を奪ったが、チームが2-2に追いついた直後の6回に2点を勝ち越され、リードされたまま降板。本人は「前回と違ってランナーを出してから粘れなかった。10奪三振? 特に何も感じない」と振り返った。前回登板のブレーブス戦(7日)では7回無失点と好投していただけに、「悪くはなかったけど前回の方が良かった。配球よりも、自分の投げミス」と悔やんだ。
前半戦の登板はこの日が最後。ここまでは先発、中継ぎ、抑えと多くの役割を任される中で奮闘し、3勝3敗1セーブ、防御率3・55の成績を残した。「いろいろあったが、去年の今頃を考えれば、少しはマシだと思う」と松坂。コリンズ監督も「彼はどんな役割でもこなしてくれる。彼がチームにいてくれてラッキーだ」と話した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count