田中将大、素手キャッチ美技を辛辣NYメディア賛辞 「ゴールドグラブ賞を!」
初回に相手のバントを素手キャッチでアウトに仕留めた田中
■ヤンキース 9-2 ロイヤルズ(日本時間21日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は20日(日本時間21日)、本拠地でのロイヤルズ戦に先発し、7回4安打7奪三振1失点の快投で9-2での勝利に貢献。今季2勝目をマークした。初回に相手のバントを素手キャッチで華麗に処理する守備でも魅せた右腕に、地元メディアは「ゴールドグラブ賞を与えるべし!」と絶賛している。
今季ヤンキースでエースと呼ぶに相応しい活躍を見せている田中。この日はハイクオリティ・スタート(7回以上、2自責点以下)を達成する活躍を見せたが、フィールディングでも魅せた。
初回1死一塁の場面で、相手の主砲ゴードンは三塁線に意表を突くバントに出た。昨年12盗塁を記録し、スピードにも定評のあるゴードン。打球の勢いも見事に殺したはずだが、田中が一枚上手だった。
素早い反応を見せ、右手でベアハンドキャッチ。矢のような送球でゴードンを刺した。アウトの瞬間、捕球した一塁のボイトが思わず田中を指差す華麗なプレーだった。
放送局の「YESネットワーク」公式ツイッターでは田中の芸術的なフィールディング動画を紹介した上で、「すでにマサヒロ・タナカにゴールドグラブ賞を与えるべし!!!」と称賛している。地元ファンもツイッター上で同調した。
「ゴールドハンド賞はないのか?」
「マサのフィールディングは素晴らしい」
「とても素敵で、際立っているね」
バントが決まれば、1死一、二塁のピンチだったが、ファンも大興奮の美技を見せた田中は昨季ゴールドグラブ賞最終候補に初めて入った。2014、15、17年に守備率10割という抜群の守備力を残してきた田中。日本人投手初のゴールドグラブ賞受賞に向けた機運を、辛辣で有名な地元メディアとヤンキースファンは高めている。
(Full-Count編集部)