SB城所2連発、DeNA山口2戦連続完封、日ハム大谷163キロ連発…12日のプロ野球
SBは巨人3タテ、西武5割復帰、楽天藤田は初サヨナラ打、ロッテはデスパイネ4打点
プロ野球は12日、各地でセ・パ交流戦6試合が行われた。ソフトバンクは巨人を3タテ。初回に城所の2ランで先制すると、3回には再び城所がアーチ。プロ13年目で初の2打席連続弾を放ち、流れを一気に引き寄せた。5回には柳田の適時打、6回には松田の2ランが飛び出してダメ押し。先発武田は5点リードの8回に崩れて5失点も、7勝目を挙げた。巨人は4連敗となった。
DeNAはオリックスに3連勝。先発の山口が9回5安打無失点の快投で2試合連続完封勝利。打線は3回に相手の失策で1点を先制すると、5回には筒香、エリアンのタイムリーで2点を追加。8回には宮崎が2試合連続の本塁打を放ち、ダメを押した。オリックスはいいところがなく、4連敗となった。
西武は中日に競り勝ち、4カード連続の勝ち越しで勝率5割に復帰した。初回にメヒアの21号ソロで先制。先発・野上が2回に同点に追いつかれ、6回には逆転を許すも、7回に相手エラーで追いつくと、浅村が決勝タイムリーを放った。1回無失点の2番手・武隈が3勝目。中日は吉見が6回1失点と好投も、救援陣が踏ん張れなかった。
楽天は広島にサヨナラ勝ち。先発・戸村が2回までに3点を失うも、6回に茂木の犠飛、岡島、内田の連続タイムリーで同点に追いつき、試合を振り出しに戻す。延長11回には、途中出場の藤田が自身初のサヨナラ打を放ち、試合を決めた。これで3カード連続の勝ち越し。広島は痛い逆転負けとなった。
日本ハムは「5番・投手」で先発した大谷が圧巻のピッチング。日本最速の163キロを5球計測し、全107球で160キロ超は31球も記録。7回8奪三振2四球3安打無失点の快投で5勝目を挙げ、白星先行となった。打線も陽岱鋼、西川、レアードが本塁打を放ち、力強く援護した。阪神はいいところなく敗れた。
ロッテはヤクルトに快勝してカード勝ち越し。不振の清田が3安打2打点と活躍。デスパイネも初回に先制打、7回にはダメ押しの3ランと4打点を挙げた。先発の唐川は5回4安打1失点で2勝目。救援陣は4投手が無失点でつないだ。ヤクルトはルーキー原樹が6回4失点と乱れ、7敗目を喫した。
【交流戦】
◇ソフトバンク 7-5 巨人(ヤフオクドーム)
勝 武田(7勝1敗)
敗 高木(4勝6敗)
S サファテ(0勝3敗22セーブ)
HR【ソ】城所3、4号、松田14号【巨】長野4号、坂本13号
◇オリックス 0-4 DeNA(京セラドーム)
勝 山口(5勝2敗)
敗 ディクソン(5勝5敗)
HR【D】宮崎5号
◇西武 3-2 中日(西武プリンス)
勝 武隈(3勝1敗)
敗 山井(0勝7敗)
S 増田(3勝2敗11セーブ)
HR【西】メヒア21号
◇楽天 4x-3 広島(Koboスタ宮城)
勝 福山(1勝4敗)
敗 中崎(0勝3敗13セーブ)
HR【広】田中6号
◇日本ハム 6-0 阪神(札幌ドーム)
勝 大谷(5勝4敗)
敗 岩崎(1勝1敗)
HR【日】陽6号、西川5号、レアード20号
◇ロッテ 7-1 ヤクルト(QVCマリン)
勝 唐川(2勝2敗)
敗 原樹(2勝7敗)
HR【ロ】デスパイネ11号
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count