松坂大輔が力投も「最後の先発になりそうだ」 ニースの復帰で米メディアが予想
ブルペンでも貴重な存在となっている松坂
メッツの松坂大輔投手は12日(日本時間13日)、本拠地でのマーリンズ戦に先発登板し、6回を4安打4失点の内容でリードを許した場面で降板。味方が終盤に5-4と逆転したため黒星は逃れたが、6月10日以来の4勝目はならなかった。チームは最近10試合で7勝目となる勝利を収めた。
松坂はメジャー1年目の2007年8月4日のマリナーズ戦以来となる自己最多タイの10奪三振を記録。前半戦最後のマウンドで自身4度目の2ケタ三振を奪い、力強い投球を見せた右腕だが、スポーツ専門局ESPN(電子版)は「ダイスケにとってこれが最後の先発になりそうだ」と報じた。
現在、左肩痛で戦列を離れている左腕ジョナサン・ニース投手が、後半戦の2カード目から復帰する見通し。同サイトは松坂が中継ぎに回る可能性が高いと見ている。
コリンズ監督は、すでに後半戦の開幕投手にバートロ・コローン投手を指名。同サイトは同2戦目にディロン・ジー投手、同3戦目にザック・ウィーラー投手の先発を予想している。
松坂は8年目の今季、開幕をマイナー3Aラスベガスで迎えた。4月中旬にメジャーに昇格後は中継ぎと先発でフル回転。球団資料によると、今季9試合に先発し、17試合に救援登板した投手は大リーグで松坂だけという。
コリンズ監督は今後の起用法について明言しなかったが、「どんな役割もいとわない。しっかりと準備をしてくれている」と評価。リリーフでは防御率2・22と好成績を残しており、ブルペンで貴重な存在となっていることも、配置転換を決める要因となりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count