鷹、なぜ窮地で新人起用? プロ初勝利のドラ6泉を送り出した工藤監督の意図

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:荒川祐史】

2回無失点でプロ初勝利、本人も「まさかいくとは思ってなかった」

 22日に東京ドームで行われたソフトバンク主催の「タカガールデー in TOKYO」オリックス戦。女性向け人気イベントの東京初開催で、記念すべきプロ初勝利を掴んだのは、ドラフト6位の泉圭輔投手だった。

 マウンドに上がったのは6回。先発の東浜が2本の内野安打で無死一、二塁のピンチを招いたところだった。メネセスには左中間への適時打を浴びたが、後続を切って最少失点に切り抜けた。同点に追いついた直後の7回も続投して3者凡退。その裏、内川の決勝ソロが飛び出し、右腕に白星が転がり込んだ。

 4月16日に1軍初昇格を果たした泉は、この日がプロ3試合目の登板。まだ、経験も実績も少ないにもかかわらず、なぜ、ソフトバンク首脳陣は、同点で迎えた厳しいピンチの場面でこの新人右腕を起用したのだろう。

 あの場面、中には一瞬「え!?」と思ったファンもいるのではないだろうか。泉自身ですら「まさかいくとは思ってなかった」と振り返る。結構な驚きであった。

泉の“持ち味”も評価しての起用、工藤監督の評価は…

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