元日ハム・バースがメジャー昇格へ猛アピール「フロントオフィスに圧力を」
キャンプ中に好投もマイナーで開幕、マイナー9試合で4セーブ&防御率0.90と好投中
レッズ傘下マイナーの3Aルイビルに所属する元日本ハムのアンソニー・バース投手が、メジャー昇格へ猛アピールしている。地元紙「ルイビル・クーリエ・ジャーナル」電子版は、「ルイビル・バッツのアンソニー・バース投手はシンシナティ・レッズに圧力をかけたい」とのタイトルで特集を掲載した。
バースはパドレス、アストロズ、レンジャーズを経て、2016年に日本ハムに移籍。37試合登板(14先発)で8勝8敗6ホールド、防御率3.65と先発と中継ぎでフル稼働してリーグ制覇に貢献した。昨季はカブスで16試合に登板し、防御率2.93と好成績だったが、オフにFAとなりレッズとマイナー契約。今春のスプリングトレーニングでは、11試合で防御率3.38と好投したが、3Aでの開幕となっていた。
昨季の好成績に加え、スプリングトレーニングでも好投。開幕メジャーも十分に考えられる好成績だったが、バース自身は驚きはなかったという。マイナーでの開幕後も、9試合で防御率0.90、4セーブとアピールを続けている。右腕は記事内で「自分はフロントオフィスに圧力をかけていると思う」と手応えを語っている。「それができる全て、それがコントロールできる全てだ」と今後もアピールを続けていくつもりだ。
レッズはオフにはヤシエル・プイグ、マット・ケンプ、タナー・ロアークなどを補強し、2013年以来のプレーオフ進出を狙っている。バースも「今オフの動きは良かったね。ナ・リーグ中地区で順位争いをしようとしていると感じたよ」と言及。3Aの本拠地であるルイビルはバースの故郷ナッシュビルにほど近い。バースは記事で「自分は技術を磨き続けるためにここにいる。時が来たら、彼らが望む人間になりたいんだ」とメジャーの舞台に戻り、活躍する日を待ちわびているようだ。
マイルズ・マイコラスやライアン・ブレイシアなど多くのNPB経験者がメジャーで活躍している。バースもメジャーに昇格し、彼らに続くことを期待したい。
(Full-Count編集部)