広島ジョンソンがリーグ最多タイ7勝目 恋女房・石原のリードに感謝
3年総額15億超での再契約以来の初勝利
広島のジョンソンが、15日の西武戦(マツダスタジアム)でリーグトップタイに並ぶ7勝目を挙げた。2度のリードを追いつかれるなど、苦しい内容となったが、「勝ちがつくことは、ピッチャーとしてうれしいこと」と3試合ぶりの勝利を喜んだ。
7回を投げて被安打6、2失点。投球中にはコースぎりぎりの厳しい判定に、感情をあらわにする場面もあったが、先発として合格点の結果だった。緒方監督は「マウンドでは心を乱さずにしっかり投げて欲しい。感情をうまくコントロールすれば、勝ちがつくピッチャー」と、左腕エースを評価した。
ジョンソンは「制球などで少し苦しんだ部分があったが、どうにか自分の投球ができた」と投球を振り返り、「石原にはいつも引っ張ってもらっている。サインに首を振った時も対応してくれるし、苦しい時もリードして投球を組み立ててくれる」と、今季の登板全試合でコンビを組む恋女房に感謝した。
6月4日にシーズン中では異例の3年総額15億超での再契約が発表されて以来、初の勝利となったが「契約と勝利は、直接つながることはない」と気にする様子はなかった。左腕エースの今季交流戦初勝利で、首位をがっちりキープしたチームは、2位DeNAとの差を今季最大の4ゲームに広げた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo