ロッテ、西武に引き分け挟み今季4戦全敗 井口監督は走塁ミスを敗因に挙げる
4回に角中が相手ミスから本塁狙うもアウト「しっかりやらないといけない」
■西武 4-1 ロッテ(24日・ZOZOマリン)
ロッテは24日、ZOZOマリンスタジアムで西武と対戦し、1-4で敗戦。対西武戦は引き分けを挟んで今季4連敗となった。
先発・岩下は、西武4番の山川に2本の本塁打を浴びるなど、3回までに4失点。前日14安打9得点を挙げていた打線は、5回まで毎回走者を出しながらも、4日にプロ初勝利を許した西武先発の本田圭祐を捉えきれず2勝目を献上した。
初回2死一、二塁の好機で、前日23日には疲労が考慮され、6回にベンチに退いていた5番レアードが打席へ。先制の機運が高まったが空振り三振。その後、走者を4度得点圏に置いたものの「今日はなかなか繋がらなかった」と井口監督が語ったように“ここぞ”であと1本が出ず。反撃は7回の1点のみに終わった。
そして、指揮官が敗因に挙げたのが走塁。3回1死一塁からの盗塁死と、4回無死二塁からの本塁憤死の場面だ。特に4点を追いかける4回、先頭・角中が右前打のあと暴投で二塁に進塁。レアードの中堅へ上がった大きな打球を秋山が捕球できず、これを見た角中が本塁を狙うも、カバーした右翼・木村から二塁・外崎と中継し、捕手・森へのストライク送球で本塁タッチアウトとなった。
この場面について指揮官は「無理をする場面ではなかった。そういう部分はこちら(ベンチ)も含めてしっかりやらないといけない」と、流れを断ち切った走塁ミスのベンチワークを含めた状況判断に改めて言及した。
これで今季の対西武戦は引き分けを挟んで4連敗。昨年8勝17敗と大きく負け越している相手に、ミスが絡んだ痛い敗戦となった。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)