広島、大瀬良完封&會澤V打で7連勝! 緒方監督もご満悦「いい女房役だね」
8回に女房役の會澤が決勝の2点タイムリー
■広島 2-0 中日(25日・マツダスタジアム)
広島は25日、マツダスタジアムで行われた中日戦に2-0で勝利した。先発した大瀬良が今季初完封で2勝目。打っては0-0の8回に會澤が決勝点となる2点タイムリーを放った。2カード連続の同一カード3連勝で7連勝のチームは借金1となり、3位中日との差を0.5ゲーム差とした。
緒方監督は「粘り強く最後まで投げ切ってくれた。今日は大地に尽きるでしょう」と開口一番にエースを称賛した。続けて「プラス、會澤のリード。インサイドとアウトサイドをうまく使い分けて大瀬良を助けた。いい女房役だね」と、この日もバッテリーを評価。決勝打に関しても「最後に目の覚めるようないい打球を飛ばしてくれた」と賛辞を続けた。
8回表の中日の攻撃では、2死2塁から平田に左前打されたが、レフトの西川が好返球で失点を免れた。西川は5回の守備で加藤の左中間への打球をグラブに当てながら捕れず、三塁打としていた。緒方監督は「その前に捕らなければいけない打球もあったが、打撃も含めてもともと能力はあるし、平均以上の外野手になってくれるはずだと思って起用している」と、非凡な打撃センスを持つ内野手登録の4年目に期待した。
緒方監督が「今日の先発は簡単に打てる投手ではなかった」と評したように、打線は7回まで中日先発のロメロの前に無得点に終わっていた。それでも指揮官は「長野の打席がそうだったように、右打ちや進塁打なども含めて、攻撃の形はしっかりできていた」と、6回無死2塁の場面で150キロ超を連発するロメロから10球粘って進塁打の長野を例に挙げ、攻撃陣を高く評価した。
熊本での逆転勝利から、マツダスタジアムに戻っての6試合全てに勝利して7連勝。借金は「1」となり、3、4月の月間勝ち越しも現実的なものになってきた。27日からは12連戦となるが、「12連戦というよりも、ウチは1戦、1戦、戦っていくだけ」と、完全に通常モードに戻った緒方監督が頼もしく見えた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)