イチロー代理人、3000安打も「通過するだけの数字」 現役「あと10年かも」
ボッグス代理人が見るイチローの金字塔と今後
マーリンズ・イチロー外野手の代理人を務めるジョン・ボッグス氏が、同選手の日米通算による金字塔を称える一方、目前に迫るメジャー3000安打も通過点に過ぎないと語った。
ボッグス氏はイチローがヤンキースをFAとなった2014年オフに代理人となり、マーリンズとの契約を手掛けた。スタントン、イエリッチ、オズナという優秀な外野手が揃う中、4番手の位置づけだったが、その際、同氏は「マーリンズが彼に対して示した興味というものが、他の球団よりも際立っていた。そこが彼が納得した部分だ」と説明し、「チームも彼が達成しようとするゴールを理解している」と話していた。
その1年目。イチローは正外野手の不調や負傷などにより153試合に出場したが、打率はキャリアワーストの.229と苦しんだ。しかし迎えた今季は限られた出番の中で存在感を発揮。4月は打率.333、5月も打率.316と好調を維持すると、6月はここまで打率.410。シーズンを通じても打率.349、出塁率.410と好成績を収めている。
この期間、次々と金字塔を打ち立て、メジャー通算500盗塁、日米通算で4257安打(NPB1278本、MLB2979本)にも到達し、ピート・ローズの持つメジャー最多4256安打を超えた。さらに史上30人目となる3000安打にも残り21本にまで迫っている。
そんな42歳の躍進をボッグス氏はどう見ているのか。