鷹明石の“バク宙”生還に米メディア疑問 「MLBチームが相手だったら…」
25日のオリックス戦で延長10回にサヨナラ3ランを放った明石はバク宙でホームイン
ソフトバンクの明石健志内野手が25日のオリックス戦で放った劇的なサヨナラ3ラン。バク宙でホームインするパフォーマンスが米で話題になっている。米CBSスポーツ電子版は「サヨナラの祝福を次のレベルに上げた」と、メジャーと日本野球文化の違いを伝えている。
明石は25日のオリックス戦の延長10回無死二、三塁の場面で劇的なサヨナラ3ランを放ち試合を決めた。ホームに生還する際にド派手なバク宙を披露し球場を大いに沸かせた。
米CBSスポーツ電子版は「日本人野球選手が本塁のバク宙でサヨナラの祝福を次のレベルに上げた」と見出しを付け、明石のバク宙動画と共に記事を公開。メジャーリーグでは相手に敬意を欠いた行為は最悪、報復死球、乱闘などに発展する場合もある。
記事では23日(日本時間24日)のフィリーズ対メッツ戦でリース・ホスキンスが頭部付近の投球を受け翌日にホームランを放った際に時間をかけダイヤモンドを一周したことを紹介し「現在MLBで大きな話題の1つとなっているのは不文律に関するものである」と伝えている。
そして、今回の明石が見せたバク宙パフォーマンスとメジャーの現状を踏まえ「日本の福岡ソフトバンクホークスが今週したようなサヨナラ本塁打の祝福を相手がしたとしたら、MLBチームはどのように反応するだろうかと疑問に思うはずである」とレポートし、最後はこう締めくくっている。
「もし選手が本塁へバク宙したら、残りのシーズン中、皆の一番の敵になるだろう」
日本では過去にも試合を決める一打を放った際に選手たちが様々なパフォーマンスを見せファンを喜ばせてきた。メジャーでは議論となり、日本では称賛される……。アメリカと日本の文化の違いを象徴する出来事になったといえる。
(Full-Count編集部)