サービス監督、ショートスターター菊池雄星を称賛「キクチもやりきった。非常に良かった」
故障の防止や疲労軽減のために投球回数を短縮 初回9球2K3人斬り
■マリナーズ 5-4 レンジャーズ(日本時間27日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手が26日(日本時間27日)、今季7度目の先発となるレンジャーズ戦に“短縮登板”で挑んだ。予定通り1回を投げて無安打無失点、2奪三振の内容だった。
初回、先頭のデシールズを二ゴロに抑えると、スライダーを武器にオドル、アンドラスを2者連続で空振り三振に仕留めた。直球の最速は93.9マイル(約151キロ)。課題の立ち上がりで9球、3者凡退に抑えた。チームは8投手を使って延長11回サヨナラ勝ち。サービス監督は「クレイジーな試合だった。全員で乗り切った。キクチもやりきった。今夜とてもよかった。良いスライダーだった」と称賛の言葉を並べた。
先発のローテーションを崩すことなく、怪我の防止や疲労軽減のために定期的に投球回数を短縮させる方策は、1月の入団会見でディポトGMが示していたもの。今季自己最多の97球を投げ初勝利を挙げた前回20日は3試合連続の中4日の登板。この日が適切なタイミングで、その方策が実行された。サービス監督は「彼は何が起こるか分かっていた。登板への準備が非常に良くできていたと思う。5、6日後にまた投げるだろう」と今後に期待した。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)