好調イチローに米解説者絶賛「未だ全盛期」、米記者「3000本到達は7月9日」
代打で中前安打、米解説者「“安っぽいヒット”ない」
3000安打まで残り20本と迫ったマーリンズ・イチロー外野手が今季好調の打撃を称賛されている。
17日(日本時間18日)の本拠地ロッキーズ戦の7回に代打で出場したイチローは中前安打をマーク。2試合連続ヒットでメジャー通算2980安打とした。2番手右腕ヘルメンの投じた5球目を完璧に捉えた当たりに、この日、地元テレビ局「FOXフロリダ」で解説を務めたジェフ・コーナイン氏は「今シーズンを通じて、バットの真芯でしっかり捉える術は特筆すべきものですね。“安っぽいヒット”というのは、あまりありません。ストライクゾーン低めへのチェンジアップに対して、崩されることなくしっかり捉えています。彼は未だに全盛期、と言うべきかもしれませんね」と賛辞を贈った。
イチローはこの直前の敵地パドレス戦で日米通算4257安打を記録。ピート・ローズのメジャー最多4256安打を上回った。この日の試合前には金字塔を祝うセレモニーが行われ、会場のファンもスタンディングオベーションで祝福。「FOXフロリダ」でもイチローの記録達成を伝える日本の新聞各紙を写真付きで紹介した。
ここまで打率.354と好調を維持するイチローに、地元メディアは3000安打到達予想も出始めており、MLB公式サイトのマーリンズ番記者、ジョー・フリサロ氏はこの日、自身のツイッターで7月9日(日本時間10日)の本拠地レッズ戦で到達すると予想した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count