6勝目目指す日本ハム大谷、好相性の中日相手に160キロ超え連発なるか

4週連続で投手&主軸の“リアル二刀流”起用、圧巻投球に期待

 日本ハムの大谷翔平投手が今季6勝目を目指し、19日の中日戦(ナゴヤドーム)で先発する。指名打者制のないセ・リーグ本拠地での登板。4週連続で投手&主軸のリアル二刀流で起用される。

 大谷にとって中日は相性のいい相手だ。プロ1年目の6月1日(札幌ドーム)で先発し、5回4安打3失点でプロ初勝利。14年5月20日(札幌ドーム)では5回5安打5失点も勝ち負けは付かなかった。昨年5月30日(札幌ドーム)では8回3安打2失点で開幕7連勝。プロ通算2勝0敗と好相性だ。それでも、警戒心を強めている。

「(毎年)打者も違いますし、僕が投げた時とチームのイメージも変わっている。基本的には1人1人抑えるようにしたいです」

 大谷が話すように、中日打線は昨季と様変わりしている。4番・ルナは広島へ移籍し、昨季限りで和田一浩が現役引退。高橋周平も故障離脱中だ。昨季対戦時と18日のスタメンで同じ選手は1番・大島洋平、エルナンデスの2人だけ。今季はビシエド、ナニータ、エルナンデスと中軸に力のある外国人選手が並んでいる。「外国人だから嫌だということはないです。どの球団にも、いい打者はそろっていますので。1試合1試合勝てるようにするだけです」と新たなチームとして臨むつもりだ。

 6月12日の阪神戦(札幌ドーム)では日本最速163キロを連発。160キロ超の剛速球を31球投げたが、「疲れはないです。(練習で)やってきたことも変わらない」ときっぱり話す。5月22日の楽天戦(札幌ドーム)から自身4連勝中と調子は上向き。プロ初登板となるナゴヤドームでも圧巻の投球を期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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