好投で2勝目のダルビッシュ、スプリットに手応え「もっと使っていくべき」

ダイヤモンドバックス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】
ダイヤモンドバックス戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

序盤は苦しむも3回以降はコントロールも安定「制球力にも良い感覚があった」

■カブス 9-1 Dバックス(日本時間28日・アリゾナ)

 カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)の敵地ダイヤモンドバックス戦で今季2勝目(3敗)を挙げた。6回を投げて2安打1失点4四球8奪三振と好投。2回までに56球を要したものの、その後は圧巻の4者連続三振を奪うなど立ち直った。今季初めて6回を投げきってクオリティ・スタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成し、メジャー通算1100奪三振にも到達。試合後には、米メディアの取材に対してスプリットへの手応えを示している。

 初回はいきなり1死満塁のピンチを背負いながら、28球を要して無失点で切り抜けたダルビッシュ。2回も2死からピッチャーのゴドリー、ダイソンと2者連続四球で2死一、二塁とするも、エスコバーは3球で空振り三振に仕留めた。エスコバーに投じた3球目は92マイル(約148キロ)のスプリット。このボールにダルビッシュは手応えを感じていたという。

 ESPNは試合後、英語で地元メディアの取材に応じるダルビッシュの動画を公開。右腕は「2回の最後の打者は、確かエスコバルだったかな? 彼に投げたスプリットの感触が良くて、そこから全ての球種に良い感覚があった。5-0のリードにも助けられた」と振り返り、今後もスプリットを使うかについては「もちろん使っていきたい。なぜなら、それが効果的だったから。良い感触がある球は、もっと使っていくべきだから」と話した。

 初回満塁の場面については「ただ次に投げる球に集中していただけかな。ストライクを投げることに」と明かしたダルビッシュ。「最初の2回は苦しかった。けど、その後は制球力にも良い感覚があった」。3回以降の4イニングは本塁打の1安打のみで1四球5奪三振と立ち直り、確かな手応えがあったようだ。

 最初の2イニングで56球を要しながら、終わってみれば6回を110球で投げきり、2安打1失点8奪三振。5四死球とまだ課題は残るものの、収穫のある2勝目だったようだ。

(Full-Count編集部)

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