広島、鈴木の3連続決勝弾で6連勝 緒方監督は投手陣を称賛「評価したい」

鈴木には「大きな仕事」、交流戦は貯金5で終了し「これからも1戦1戦」

 広島は19日、マツダスタジアムで行われたオリックス戦に5-4で逆転勝ちし、6連勝で交流戦を締めくくった。序盤の4点ビハインドを跳ね返した勝利に、緒方監督は「チーム一丸となって戦った結果。みんなを称えたい」と満足そうだった。

 3試合連続となる鈴木の決勝本塁打での勝利だったが、指揮官は勝因に投手陣を挙げた。

「4回以降、投げた投手陣。九里からみんなでつないでゼロに抑えてくれたのが勝ちにつながった。まずは投手陣の踏ん張りを評価したいと思います」

 仙台で2試合連続逆転負けの後、地元に戻って西武、オリックス相手に6連勝。鬼門と言われた苦手の交流戦で、5つの貯金を作った。緒方監督は「遠征から広島に帰ってきて、西武戦のサヨナラ勝ちからチームに勢いがついた。一昨日、昨日と(鈴木)誠也が大きな仕事をしてくれて、今日もまた最後に一発で決めてくれた」と、自ら「神ってる」と評した若鯉を称えた。

 リーグ首位でスタートした交流戦を終え、71試合で40勝29敗2分。貯金は11まで増え、2位との差は6ゲームに広がった。緒方監督は「交流戦の成績とか、そういうのは関係ない。シーズンも半分ぐらい過ぎたけど、これからも1戦1戦、戦うことに変わりはない。レギュラーシーズンの再開も、またマツダスタジアムで始まるし、反省するべきところはしっかり反省して、これまで通りに戦っていきたい」と気持ちを切り替えていた。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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