打球直撃から5日後の好投 前田健太に称賛集まる「気概を見せた」「立派」
7回途中1失点の力投、「痛み、暑さ、コンディションと戦いながらも勝利に貢献した」
ドジャースの前田健太投手は19日(日本時間20日)、本拠地でのブルワーズ戦で6回1/3を6安打1失点、3四球8奪三振と好投し、チームの3連勝に貢献した。1点のリードを許したまま降板したものの、打線は日本人右腕の力投に応え、8、9回で逆転に成功。2-1でサヨナラ勝利を収めた。打球直撃による降板から中4日での前田の好投に、チームメートや地元メディアからも称賛が集まっている。
初回に制球ミスから先制ソロを浴びた前田だったが、その後は好投で味方の反撃を待った。7回に2本のヒットを浴び、1死一、二塁とピンチを背負ったところで降板となったものの、2番手バエツが代打ルクロイを併殺に仕留めてこの回無失点。前田が最少失点で投げ切ったことで、ドジャースの終盤の逆転劇につながった。
地元紙「オレンジカウンティー・レジスター」は「ケンタ・マエダが気概を見せ、ドジャースがブルワーズを撃破した」とのタイトルで記事を掲載。前田が前回登板となった14日(同15日)のダイヤモンドバックス戦で「95マイル(約153キロ)」の打球を右脚に受けて降板しながら、中4日でこの日のマウンドに上がったことを記している。
さらに、ロサンゼルスはこの時期としては記録的な暑さで、この日のデーゲームが気温37度の中で行われたこと、前田が今季最多タイの107球を投げたことなどを紹介している。
また、MLB公式サイトは「ドジャースは力強く、最低でも長いイニングでの先発を必要とする中、前田健太は痛み、暑さ、自身のコンディションと戦いながらも8奪三振を記録し、ドジャースの勝利に貢献した」との書き出しで、疲弊していたドジャースブルペンの負担を軽減した前田の投球を称賛した。