鷹が乱打戦制し首位で「令和」へ、甲斐野12戦連続無失点 ハムは再び貯金0に
打線が15安打9得点で平成最後の試合制す、今宮が決勝打&上林3ランで突き放す
■ソフトバンク 9-6 日本ハム(29日・札幌ドーム)
ソフトバンクは29日、敵地・日本ハム戦に9-6で勝利した。先発・東浜が4回5失点と乱調も、甲斐が4打点を挙げるなど打線が15安打9得点。平成最後の試合を逆転でモノにし、カード勝ち越しを決めた。
東浜は初回、2死一、二塁から王柏融に2点タイムリーを浴びると、3回には中田に5号2ランを被弾。4回には打線が甲斐の二塁打で2点を返すも、その裏には鶴岡にスクイズを決められ、1点を奪われた。
しかし、ソフトバンク打線は5回に先頭・三森がセーフティバントで出塁。周東はニゴロで走者が入れ替わると、二盗、三盗を決め、今宮は四球。上沢の暴投で二、三塁となると、松田宣は空振り三振に倒れたが、デスパイネが2点タイムリーを放った。さらに、内川も左前打。上沢をマウンドから引きずり下ろし、2番手・加藤から上林が右前打で2死満塁とすると、甲斐がセンターへ2点タイムリー。逆転に成功した。
その裏、2番手・泉が代打・田中賢に同点タイムリーを浴びるも、6回には1死二塁から今宮が適時二塁打。すぐに勝ち越しに成功した。9回には上林の2ランで追加点を奪取。乱打戦を制した。
救援陣は泉の後をモイネロ、甲斐野、森とつなぎ、首位の座を守って「令和」を迎えることになった。甲斐野はデビューから12試合連続無失点とし、開幕からのルーキー連続試合無失点記録をさらに更新した。一方、日本ハムは先発・上沢が5回途中6失点と踏ん張れず、再び貯金0となった。