阪神・福留孝介が日本通算1500安打、本拠地の大歓声に感謝
日米2000安打にも「2」
阪神の福留孝介が20日のオリックス戦(甲子園)で日本通算1500安打を達成した。2回の第1打席で右中間二塁打を放つと、4回1死一塁で迎えた第2打席では一、二塁間を破る右前打を放ち大台に到達。一塁ベース上で花束を受け取ったベテランは大歓声に感謝し頭を下げた。
チームの勝利が一番の男に個人記録の達成感はない。プロ野球史上121人目の快挙にも「特にね。別に何もないですよ」と苦笑い。日米通算2000安打には残り2本と迫った。14日から始まった本拠地・甲子園での6連戦(16日は雨天中止)。多くのファンが2000本達成を心待ちにし、福留自身も甲子園で達成したい気持ちもあった。それでも「(甲子園で)こういったチャンスが残っていた。(4安打)できればよかったけど、ゲームの流れもある。チームが勝つことが大事だから。僕が持っていないということです」と、チームの連敗を止め交流戦最終戦を白星で飾ったことを喜んだ。
24日からはリーグ戦が再開する。相手は首位を独走する広島だ。「今日勝ってもまだまだ流れは良くない。選手全員が気持ちを切り替え向かっていく」。勝利に結び付く一打を放ち大記録を達成させる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count