田中将大24勝0敗、サファテ54セーブ…平成で更新されたシーズン成績【投手編】

ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】

投手の分業進みセーブは飛躍的に増加、上位はすべて平成時代の記録

 昭和の時代は「大投手の時代」であり、先発投手が大記録を次々とマークしたが、平成に入ってからは、大きく様相が変わり、新たな投手記録が生まれている。ここでは平成年間に達成された投手のシーズン記録を見ていこう。

○シーズン最多セーブ

 平成時代は、投手の分業が進んだ時代でもあった。クローザーで傑出した投手が次々と出て、1974(昭和49)年に導入されたセーブ記録が飛躍的に増えた。シーズンセーブ数上位はすべて平成時代に記録されたものだ。

1位 54セーブ D・サファテ(ソフトバンク)2017(平成29)年
2位 46セーブ 岩瀬仁紀(中日)2005(平成17)年
2位 46セーブ 藤川球児(阪神)2007(平成19)年
4位 45セーブ 佐々木主浩(横浜)1998(平成10)年
5位 43セーブ 岩瀬仁紀(中日)2007(平成19)年
5位 43セーブ D・サファテ(ソフトバンク)2016(平成28)年

 昭和時代の最多セーブは1988(昭和63)年に郭源治(中日)が記録した37セーブ。現時点では27位タイになっている。2017(平成29)年のサファテと1998(平成10)年の佐々木はMVPに輝いている。

○シーズン最多ホールド

 ホールドは2005(平成17)年に導入された記録だから、当然、シーズン記録は平成の選手だけが更新してきた。現在のシーズン最多ホールドは、2010(平成22)年に浅尾拓也(中日)が記録した47ホールド。この年、浅尾は中継ぎ投手として初のMVPに輝いている。

2013年の田中将大の活躍は平成の投手NO1

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