ダルビッシュ、完全復活への兆し…米経済紙も期待 「ゆっくりだとしても」
米経済紙「フォーブス」がダルビッシュの復活に期待
■カブス 9-1 Dバックス(日本時間28日・アリゾナ)
カブスのダルビッシュ有投手は4月27日(日本時間同28日)の敵地ダイヤモンドバックス戦で今季2勝目(3敗)を挙げた。米メディアは復活の兆しを見せる右腕を「カブスで復活に向かっているかもしれない」と伝えている。
昨年、6年総額1億2600万ドル(約140億6000万円)の大型契約で加入し、エースとして期待されながら、故障に苦しみわずか1勝(3敗)に終わったダルビッシュ。今季も開幕から苦しんだが、ここにきて復調の気配を見せている。
「ユウ・ダルビッシュはカブスで復活に向かっているかもしれない」
こう見出しを付け伝えたのは米経済紙「フォーブス」だった。故障から復活しカブスの先発ローテとしてマウンドに立つダルビッシュを「この32歳の先発投手はやっと健康になり、懐疑的な人々が間違っていると証明する準備ができているように見え期待は高かった」とレポート。
だが、現時点の成績では完全復活とは言えないのも確か。ここまで6試合に登板し7本塁打を浴びる右腕に「部分的にはとても良いが彼はここまで40被本塁打のペース。試合を通してはそうではない」と指摘し、「現時点での問題の一部はストライクゾーンに投げていないこと」と制球面に不安を抱えていることを伝えている。
それでも2勝目を挙げた前回登板のダイヤモンドバックス戦では復調の気配が見えたようだ。2回まで56球を要したが6回1失点、110球の好投を評価し、リードした展開から別人のような投球を見せた右腕を評価するマドン監督のコメントも紹介。「彼にリードを与えれば、彼は好投する。それが彼がしたことだ」と指揮官もダルビッシュの好投を称えていた。
ダルビッシュは直近3試合の登板で16回2/3を投げ防御率3.24。開幕は苦しいスタートとなった右腕だが、同誌は「ゆっくりだとしても、良くなり始めている」と復活を予感していた。
(Full-Count編集部)