イチローの美技に称賛の声 「10度のゴールドグラブ賞には理由がある」
2戦連続安打で3000安打へ「17」、守備でも輝き
マーリンズのイチロー外野手は22日(日本時間23日)、本拠地ブレーブス戦に「1番・ライト」で3試合連続スタメン出場し、第2打席で中前安打を放った。これでメジャー通算2983安打目で、3000安打へ残り「17」とした。また、この日は華麗な守備も披露しており、MLB公式サイトは美技を動画で紹介。球団公式ツイッターも「ゴールドグラブ賞10度受賞には理由がある」と絶賛している。マーリンズは3-0で勝利し、連敗を2で止めた。
3000安打へのカウントダウンが注目されるベテランがこの日は守備でもマーリンズ・パークを沸かせた。
3点リードの5回2死二塁の場面。ガントのフライが右翼線へ飛んだ。ファウルゾーンへ切れていく打球を、イチローが見事にスライディングキャッチ。チームはこの好守で失点のピンチを脱した。
名手にとってはやや余裕のあるプレーだったが、この日試合を中継した地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況はこの美技を「ライトのイチローへ! イチローが追う! ファウルゾーンでスライディングキャッチを決めた! そして、ボールを(スタンドに)投げ入れます」と興奮気味に伝えた。
また、マーリンズの球団公式ツイッターは「イチロー、何てプレーだ。ファウルテリトリーに滑り込みアウトに!」と速報。さらに動画も紹介し、「彼の10度のゴールドグラブ賞受賞には理由がある」と絶賛した。MLB公式サイトでもこの守備を「イチローのスライディングキャッチ」として動画で紹介している。
イチローは2回2死一塁の場面で中前安打を放ち、2試合連続のヒットをマーク。この日は4打数1安打で今季打率.350となった。6月は月間打率4割、出塁率.483と好調を維持しているが、守備でも輝きを放ち、称賛されている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count