“レジェンド”が打撃投手に…動画にファン興奮「イチローという人間を表現」

試合前の練習で打撃投手を務めたイチロー氏【写真:木崎英夫】
試合前の練習で打撃投手を務めたイチロー氏【写真:木崎英夫】

本拠地で“コーチ”初仕事「依然として打撃投手で頑張ってくれるなんて」

 マリナーズの会長付特別補佐に就任し、同チームのインストラクターとして選手指導の役割も果たすことになったイチロー氏が1日(日本時間2日)、本拠地T-モバイル・パークで引退後初めてファンの前に登場した。試合前には“コーチ仕事”。MLB公式サイトの番記者が、カイル・シーガー内野手を相手に打撃投手を務める様子を動画で紹介すると、地元ファンは「ホームランダービーでも投げてくれるはず」「あまりに多様じゃないか」「彼の存在は選手全員のレベルを高めてくれる」と大興奮している。

 3月21日に東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕第2戦後に現役引退を表明後、初めて本拠地に姿を現したイチロー氏。スタンドからの声援を受け、正捕手のナルバエズ、控え野手のムーア、怪我からの復帰を目指すシーガーの3人を相手に約10分間、打撃投手を務め、約100球を投げた。

 MLB公式サイトのマリナーズ番記者、グレッグ・ジョンズ氏は自身のツイッターでイチロー氏が打撃投手を務める動画を「そう、イチローがカイル・シーガーの打撃練習でピッチング。マリナーズの英雄は球団での新しい任務を引き受ける」というメッセージとともに紹介。マーリンズ時代には投手デビューも済ませていたレジェンドのあまりにスムーズなピッチングに、地元ファンも大興奮し、ツイッター上で称賛の声を上げている。

「信じられない。これがイチローという人間を表現している。殿堂入りのアイドルがチームのために依然として打撃投手で頑張ってくれるなんて」

「インストラクターとして招聘できる、これ以上の野球選手、プロフェッショナル、男は存在しない。イチローは芸術的な準備に対する信奉者だった。マイナーの選手とも話して指導できる機会があるといいですね」

「彼がホームランダービーで登板することは保証された。最高の打撃練習だ」

「彼がアメージングな打撃投手を務めたことは間違いない」

「イチローと日本での注目度がこのクラブを浮揚させてくれたと真剣に思う。彼の存在は全ての選手のレベルを高めてくれる」

「あまりに多様じゃないか」

「気に入った。シアトルで素晴らしい様子に見えるよ」

「打撃練習の投手役は簡単じゃない。誰もができる仕事じゃないのに」

「次の仕事はブルペンキャッチャーか? この男はなんでもできる」

「美しい」

「イチローの最高の朗報」

「早く彼が(3Aの)タコマに向かって、マレックス(スミス)にキャッチボールのやり方を教えてくれることを願う」

 約100球を投じ、フィールドでの初仕事を終えたイチロー氏。インストラクターとしての初仕事は米国で称賛の嵐を巻き起こしている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY