ダルビッシュが今季6度目の二けた奪三振で9勝目 レンジャーズの連敗も8でストップ

10奪三振以上は今季6度目

 レンジャーズのダルビッシュ有が後半戦の初戦となった18日(日本時間19日)のブルージェイズ戦に先発し、6回2/3を投げて5安打12奪三振3四球1失点で今季9勝目(5敗)を挙げた。12奪三振は今季最多タイで、10奪三振以上は今季6度目。117球を投げてストライクは69球。防御率は2・88となった。

 この日は右膝手術の影響で今季出番のなかったジオバニー・ソト捕手が復帰。今月9日にマリファナ所持で逮捕されるなど世間を騒がしていたが、チームにとっては貴重な戦力が戻ってきた。

 頼もしい女房役の復帰に、ダルビッシュも初回から三振の山を築いた。初回に2番カブレラ、3番バティスタを連続三振に切って取ると、7回まで毎回三振を奪う圧巻の投球を披露。5回の1死2塁の場面では川崎を迎えたが、膝元へのスライダーで空振り三振に。3回と7回以外はすべて2三振を奪い、今季最多タイとなる12個の三振を積み上げた。

 レンジャーズ打線もダルビッシュを援護。5回にベルトレの本塁打などで2得点。7回にはアレンシビアの3ランで5-0とした。

 大量リードをもらったダルビッシュは7回に先頭の6番ラスマスに本塁打を許して1失点。その後、フランシスコを三振に仕留めたが、トーリに四球を与え、続く川崎には初球を2塁打されて、1死2、3塁とされた。ダルビッシュは1番レイエスをショートフライに打ち取ったところで降板した。

 レンジャーズはその後ブルペンが踏ん張って、5-1で勝利。連敗を8で止めた。今月14試合で1勝のみだったチームはエースの好投でようやく白星を挙げた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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