田中将大、苦しみながらも2戦連続QSで今季5勝目!
ツインズ戦で2連続先発、6回7安打3失点でメジャー通算30勝
24日(日本時間25日)に本拠地でのツインズ戦に先発したヤンキース田中将大投手が、今季5勝目(2敗)を挙げた。打線の援護を受けながら、6回を7安打7奪三振2四球で3失点(自責3)。防御率は3.01となった。チームは5-3で勝利した。
8回1失点の快投で4勝目を飾った17日(同18日)に続き、2戦連続でツインズ打線相手と対峙した。この日も初回は3者凡退と上々のスタート。特に、スプリットのキレがよく、ツインズ打線はなかなか対応できず。2回には先頭ドジャーに左翼線二塁打を許したが、後続3人をしっかり抑えた。
だが、3回に先制点を許してしまう。先頭スズキに右前打、続くバクストンに右越え二塁打を許し、無死二、三塁のピンチを迎える。ここで1番ヌネスに外角ツーシームをセンター前に弾き返され、2点の先制を許してしまった。
ここで打線が奮起する。3回裏に2死一塁からベルトランの左翼二塁打とロドリゲスの左前打で同点に追いつくことに成功した。
4回を何とか無失点でしのぎたかった田中だが、1死から四球と左翼二塁打で二、三塁のピンチ。次打者の三ゴロの間に1点を失い、再び勝ち越されてしまった。
それでも諦めなかったのが、この日のヤンキース打線。4回裏に四球とバント安打、さらに相手のミスに乗じて無死満塁とすると、ローマインが左翼へ同点犠飛。さらに、2死一、三塁からレフスナイダーが左翼へ適時打を放ち、再逆転に成功した。
5回のマウンドに戻った田中も、打線の奮起に応えた。2死から安打で走者を背負うも11球で3死を奪うと、6回は無死一塁から空振り三振と遊ゴロ併殺で無失点。1点のリードを守ってベンチに戻った田中は、チームメイトにハイタッチでねぎらわれながら、マウンドを勝利の方程式トリオに譲った。
田中はこれで2戦連続クオリティスタート(QS、6回以上を投げて自責点3以下)となった。
鉄壁の救援ベタンセス→ミラー→チャップマンとつないだチームは、8回にも1点を加えて、5-3で勝利した。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count