3敗目田中将大にNYテレビ局は勝負球“欠如”を指摘「変化球に本当に苦しんでいた」
敵地ダイヤモンドバックス戦で4回5安打3失点で3敗目
■Dバックス 3-2 ヤンキース(日本時間2日・アリゾナ)
ヤンキースの田中将大投手は1日(日本時間2日)、敵地ダイヤモンドバックス戦で今季3敗目を喫した。4回5安打6奪三振1四球。ソロ弾や暴投で3失点を喫した。試合は2-3で敗戦。チームは2連敗となり、審判への抗議で退場となったアーロン・ブーン監督は、スプリットがまだ本調子ではないと指摘した。
ヤンキース戦を中継するテレビ局「YESネットワーク」は試合中継中に厳しく批評した。実況のケン・シングルトン氏が「最初から少し不安定でしたね」と切り出すと、現役時代に中継ぎとして798登板、01年にはオールスター戦に選出されたジェフ・ネルソン氏はこう批評した。
「2回は変化球に本当に苦しんでいました。スプリットとスライダーが本当に良くなく、3安打2失点しました。球数も(30球と)多く要しました。そして、4回では1ボール1ストライクからマルテに今季7本目の本塁打を打たれました。ナ・リーグ本拠地での試合だったため、早い降板。全体としては、初回は良かったですが、それ以降はまた変化球に苦しみました」
チームは田中の代打・フォードの四球などで作った5回2死満塁を生かせず無得点。8回に1点差に迫ったが、あと1点が遠かった。ネルソン氏は「チャンスはありました。5回の満塁は大きなチャンスでした。その回は(カードナーの)一ゴロで終わりました。全体的に、チャンスはあったのに生かせませんでした」と語った。主戦投手の田中で快勝といかず、手痛い1敗となってしまった。
(Full-Count編集部)