田澤、上原の日本人リレーでレッドソックスが勝利 「上原の登場曲でファンはノリノリ」
レッドソックスは最近6試合で5勝目
レッドソックスが18日(日本時間19日)のロイヤルズ戦で終盤、田澤純一投手と上原浩治投手の黄金の日本人リレーで締め、5-4勝利を飾っている。
1点リードの8回に4番手としてマウンドに上がった田澤は先頭打者のアレックス・ゴードンにヒットを打たれたが、後続を断って無失点で切り抜けた。そして田澤に続き9回に上原の登板が告げられると、レッドソックスは公式ツイッターでスタジアムの興奮ぶりを速報した。
「サンドストーム タイムだ。チームウエハラ(上原のツイッターアカウント名)が5-4リードで登場。ご覧の通り、彼の登場曲でファンはノリノリだ」
フェンウェイ・パークですっかりおなじみとなった絶対守護神の登場曲「サンドストーム」のテクノサウンドに狂喜乱舞する仮装したファンの写真も添付してツイート。ファンの声援の後押しを受けた上原は2アウトからオマール・インファンテに2塁打を打たれたものの、きっちりと無失点で切り抜けている。
田澤は今季10ホールド目を手にした。この日14球を投げ、ストライクは9球。防御率は2・54となっている。
一方、今季19セーブ目を手にした上原は16球を投げてストライクは12球で、防御率は1・61となった。昨年のワールドシリーズ王者はア・リーグ東地区で借金8で最下位と低迷するが、最近6試合で5勝と調子を上げている。
首位オリオールズとのゲーム差は9だが、2位ヤンキースとのゲーム差はまだ4・5。7月末までの間に電撃トレードの噂も浮上する上原だが、プレーオフ進出の可能性が残されている限り、残留の可能性が高い。今月のレッドソックスの戦いぶりも絶対守護神の去就に大きな影響を与えそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count