日米通算2000安打の阪神福留 「もう個人的な数字は追いかけることもない」
6人目偉業を敵地で達成も大きな拍手、「ビジターでしたが幸せな気分だった」
阪神の福留孝介が25日の広島戦(マツダスタジアム)で2安打を放ち、日米通算2000安打を達成。日米通算2000安打はイチロー、松井秀喜、松井稼頭央、中村紀洋、井口資仁に次いで6人目の快挙となった。
真っ赤に染まったマツダスタジアム。それでも大台に到達した福留には敵味方関係なく、拍手は鳴りやまなかった。
「ビジターですが、カープファンの皆さんも声援してくださって。ライトに行った時も『おめでとう』と声をかけてくれた。ビジターでしたが幸せな気分だった」
4回の第2打席で右翼線二塁打を放ち、王手をかけて迎えた6回の第3打席。2死二塁から二塁内野安打を放ち日米通算2000安打を達成した。一塁ベース上では元チームメートの新井から花束を、鳥谷からは記念のボードを手渡されると、何度も頭を下げた。
試合後には記者会見が行われ、プロ13年間の数々の思い出を振り返った。
プロ初安打は1999年4月4日の広島戦(ナゴヤドーム)。紀藤から放った右中間への二塁打。2000安打達成は奇しくもプロ初安打を放ったチームだった。