西武、劇的サヨナラ勝ちに辻監督ご満悦 「今日のヒーローはメヒアです」
2点を追う9回にメヒアが同点2ラン、延長11回に金子侑がサヨナラ打
■西武 7-6 楽天(4日・メットライフ)
西武が4日、劇的なサヨナラ勝利で楽天に勝利した。6-6の同点で迎えた延長11回2死二塁で金子侑がサヨナラタイムリーを放ち激闘を制した。
勝利の女神はいる。2点を追う9回。楽天の守護神・松井から代打・メヒアが起死回生の同点2ランを放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。そして延長11回、楽天6番手の宋から先頭の中村がサード今江のエラーで出塁すると、平石監督がリクエストを要求するも失敗。
その後2死二塁の場面で1番・金子侑がセンター前ヒットを放つと、二塁から中村が激走し一気にホームインした。微妙なタイミングと思われたが、楽天側は一度リクエストに失敗し権利を失っていたため検証を要求できず、西武がそのままサヨナラ勝利をおさめた。
辻監督は「今日のヒーローはメヒアです。もう駄目だというところで見事だった。あれで今日の勝利はあった」と代打で大仕事をやってのけたメヒアをねぎらった。また、不振にあえいでいた金子侑のサヨナラ打については「金子の執念だね」と頬を緩めた。
「彼は一生懸命やってきて、結果が出ずにもがいていた。代打を出そうかとも思ったが、その前のセンター前ヒットだったり、右打席での三塁線への当たりもよかったし、金子にかけました」と4時間25分の死闘を勝利に導いた2選手を称えていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)