日ハム西川、攻守で勝利に貢献 8回1死では中直併殺を完成させる
6回には安打で出塁し、大田の適時二塁打で決勝点のホームを踏む
■日本ハム 1-0 オリックス(8日・札幌ドーム)
日本ハムの西川遥輝外野手が8日、本拠地・札幌ドームでのオリックス戦で攻守で勝利に貢献した。
こう着状態の試合をまずはバットで動かした。6回2死走者なしで迎えた第3打席。オリックス榊原から、この日チーム2本目となる安打を右前に放つ。「出塁するという目的よりもきっかけをつくりたいと思って。フォアボールよりもヒットで出た方が動くと思いました」という西川の思惑通りに試合は動いた。
続く大田泰示外野手がフルカウントから放った左中間フェンス直撃二塁打の間に、快足を飛ばして生還。「場面が場面だから還らないとね。あれは打った人を褒めるべき」と2死から1、2番コンビでもぎとった大きな1点に充実感をにじませた。
守備でも魅せた。8回1死一塁で福田が放った打球は、中堅右への当たりに。判断良く前進して捕球すると、そのまま一塁へ送球。ボールは離塁が大きくなっていた一走の後藤が帰塁する前にツーバウンドで中田のミットに収まり、併殺を完成させた。「いつもいいプレーの後は打てない。そういうことがあるんですよ」と、その裏の攻撃で一直に倒れた場面を振り返りながらも、笑顔で球場を後にした。