菊池雄星、8回途中1失点で2勝目 6回1死まで無安打も「無我夢中で投げていた」
初回先頭に四球を与えて以降、6回1死まで走者を許さず
■マリナーズ 10-1 ヤンキース(日本時間9日・ニューヨーク)
マリナーズの菊池雄星投手が8日(日本時間9日)、敵地でのヤンキース戦に先発し、今季2勝目をあげた。メジャー9試合目の先発マウンドに上がった左腕は6回1死までヤンキース打線を無安打に封じる快投。6回1死から2本の安打と犠飛で失点したが、メジャー最長となる7回2/3を投げて3安打1失点と好投した。
初回、先頭のルメイヒューに四球を与えた菊池だったが、ボイト、フレイジャーを右飛、トーレスを二ゴロに打ち取って無失点の立ち上がり。そこから勢いに乗ると、2回、3回、4回、5回と4イニング連続で3者凡退に仕留めた。
6回も先頭のロマインを二ゴロに打ち取り、これで16者連続アウトに。その後、初安打を含む2本の安打と犠飛で1点を失ったものの、失点はこれだけ。3日(同4日)のインディアンス戦を上回る、メジャー最長となる8回もマウンドへ。2死とした後に、トーチマンに右前安打を浴びたところで降板となったが。7回2/3、3安打1失点の好投で2勝目をあげた。
敵地で圧巻の好投を見せた菊池は試合後に「まだ6回でしたし、チームを勝ちに導きたいと無我夢中で投げていました。初回バタついたりしたんですが、ファインプレーがあって、崩れちゃいけないと勇気をもらった。ストレートは前回の方が良かったと思いますけど、うまくカーブ、スライダーを使うことができた」と振り返り、カーブとスライダーを効果的に使えたことを好投の要因に挙げていた。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)