大谷翔平、復帰後初アーチ! 中堅へ逆転の特大2ラン、復帰26打席目で229日ぶり一発
トミー・ジョン手術から225日目、ツインズのエース右腕ベリオスから
■ツインズ – エンゼルス(日本時間14日・ミネソタ)
エンゼルスの大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、敵地ツインズ戦でメジャー復帰後初の本塁打を放った。2試合ぶりに「3番・DH」でスタメン出場。二刀流選手による前例のない大手術からの復帰7戦目、この日の第2打席で、ここまで今季6勝をあげているツインズのエース右腕ベリオスから今季1号を放った。
2試合ぶりにスタメンに名を連ねた大谷。この日の第1打席は、フルカウントからの7球目、ベリオスの外角低めへのチェンジアップを見極めて四球を選んだ。そして迎えた第2打席、復帰後26打席でついに待望の一発が飛び出した。
2点ビハインドの3回、先頭のラステラが左前安打で出塁すると、トラウトの右前安打に相手の失策が絡みラステラは生還、トラウトは三塁まで進んだ。1点を返し、なおも無死三塁で大谷がこの日の第2打席に立った。3ボール1ストライクからの5球目だ。真ん中付近に入った真っ直ぐを捉えた打球は中堅バックスクリーン左に飛び込む特大の逆転2ラン。メジャーでの本塁打は、昨年9月26日の本拠地レンジャーズ戦で放って以来、229日ぶりとなった。
大谷は復帰から5試合連続で「3番・DH」でスタメン出場していたが、前日12日の敵地オリオールズ戦は復帰後初のベンチスタート。9回2死で代打としてネクストバッターズサークルで準備していたが、目前で試合が終わり、出場機会はなかった。今季はここまで21打数4安打0本塁打3打点、打率.190という成績だった。
大谷は昨季、打者として打率.285、61打点、10盗塁、日本人メジャーリーガーの1年目として最高の22本塁打をマーク。投手としても4勝2敗、防御率3.31の成績を残し、ア・リーグ新人王に輝いた。シーズン終了後の昨年10月1日に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、その後は地道にリハビリを重ね、5月7日(日本時間8日)の敵地タイガース戦で復帰を果たしていた。
人生初の大手術、そして、二刀流選手による前例のない大手術から、この日で225日目。メジャーの舞台に戻り7戦目でファンを熱狂させた。