制球難ダルビッシュ、酷評を跳ね返せるか 地元ラジオ局で「最も高額な5番手投手」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

10日のマーリンズ戦で1安打1失点ながら、6四球を与えて4回で降板

■カブス 4-1 マーリンズ(日本時間10日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手が苦しんでいる。9日(日本時間10日)のマーリンズ戦では相手打線を1安打1失点に封じながら、6個の四球を与えて97球と球数が増えて4回で降板。その前の4日(同5日)のカージナルス戦でも4回6安打5四球と制球を乱し、ノックアウトされた。

 マーリンズ戦では地元のファンからブーイングを浴びることとなったダルビッシュ。地元メディアからも厳しい声が上がっている。そんな中、地元ラジオ局「670 The Score」では、番組MCを務めたマイク・マリガン氏、デビッド・ハウ氏の2人が、ダルビッシュを「カブスで最悪の先発投手」と酷評した。

 討論を行う「マリー&ハウ ショー」の中で「ユウ・ダルビッシュはカブス最悪の先発投手でしょうか?」という質問が議題に上がると、マリガン氏、ハウ氏は舌鋒鋭く、ダルビッシュを厳しく批判した。

 番組内で2人はまず「その質問への回答にポジティブなことはあまりないですね。はい、彼は最悪の先発投手です。ジョン・レスターとコール・ハメルズはトップクラスの投手ですし、キンタナも好調ですし、ヘンドリックスは復活しました。そのため、ダルビッシュは5番手、最悪の投手となります」と、カブスの先発投手陣がいずれも好調であり、ローテ5番手で“ワースト“であると指摘した。

 そして、ダルビッシュが露呈している問題点にも言及する。「不思議ですよね。彼は良い球を投げられるのに、直球を投げません。直球を混ぜなければなりません。苛立たしい。球の動き、97、98マイル(約156、158キロ)出せる球速。彼が持っているものを考えたら、もっと良い投球ができるはずです」と、ストレートの少なさを指摘。「彼は5イニング投げられない投手です。これは受け入れられません。カブスは彼をエース級として獲得しました。ですが、現在全くエースではない。彼は球界で最も高額な、5番手の投手です。与四球はナ・リーグトップ。彼の球は良いです。しかし、直球の制球が良くありません」と酷評している。

「昨日のマイク・モンゴメリーの投球を見れば、彼はローテーションに入っているのにも相応しくありません。カブスは彼を登板させ続ければ、いずれ復活すると望んでいるのでしょうが、今の状態は以前からかけ離れ過ぎています。彼は断トツでカブスで最悪の投手です」と語ったマリガン氏とハウ氏。周囲からの視線が厳しさを増すダルビッシュは、果たしてこの低評価を覆すことができるだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY