どこ行くの? トラウトの痛烈打球を避ける走者の“謎の動き”に大谷爆笑
6回、トラウトの放った打球が三塁走者カルフーンを襲い…
■エンゼルス 7-2 オリオールズ(日本時間12日・ボルティモア)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地オリオールズ戦にスタメン出場し、2安打を放った。5試合連続で「3番・DH」で出場した大谷は6回の第3打席で11打席ぶりの安打となる左前安打。さらに9回には右前適時打を放ち、元祖二刀流ベーブ・ルースの生誕地であるボルティモアで2度の快音を響かせた。
プホルスの2打席連続本塁打などで、エンゼルスが7-2で快勝した、このオリオールズ戦。大谷の安打をキッカケにエンゼルスは6回に一挙に3点を奪ったが、この回に、試合を中継していたTV局の実況と解説も、そして、大谷でさえも笑ってしまうシーンがあった。
3点を奪い、なおも2死満塁の場面で、打席には主砲トラウトが立ち、ネクストバッターズサークルには大谷が待ち構えていた。そのトラウトへの6球目、低めへの真っ直ぐを捉えると、打球は三塁線への強烈なファウルとなった。そのボールが向かった先には三塁走者のカルフーンの姿が。トラウトの猛スピードで襲ってきた打球を懸命に回避。間一髪のところで直撃を免れた。
この場面もエンゼルスの公式ツイッターも、中継映像を用い「レンチを避けられるなら、ボールも避けられる」として紹介。カルフーンが懸命に打球を避ける姿が映し出されているが、その中には少々、不思議な点も。それがカルフーンの走路だった。
三塁線のすぐ横でリードをとっていたカルフーンだが、ピッチャーが投球フォームに入ると、なぜか三塁ダグアウト方向に向かってスタートを切っている。4歩目を踏み出したところで、打球に襲われて懸命に回避し転倒。その時には三塁ベースコーチの横にいた。この状況に、試合を中継していた地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」の実況ビクター・ロハス氏、エンゼルスOBで解説のマーク・グビザ氏も笑いを堪えきれなかった。
ロハス氏「打球がもう少しでコール・カルフーンに当たるところでした」
グビザ氏「ハッハハハ」
ロハス氏「コールがいた場所を見てください。彼はダグアウトの方に走っていました」
グビザ氏「本塁に向かう途中にダグアウトでハイタッチしようとしていたのでしょう」
ロハス氏「ハッハッハッ」
ボールに敢えて向かっていく形となり、必死に避けることになったカルフーン。これには、打ったトラウトも、ネクストにいた大谷も、そしてカルフーン自身も笑ってしまうほどだった。