広島・緒方監督、アドゥワ&磯村を絶賛 鈴木の先制弾も「ものすごく大きかった」
アドゥワ&磯村に「ナイスバッテリー」、打線は鈴木の先制3ランなど13安打8得点
■広島 8-1 DeNA(12日・マツダスタジアム)
広島は12日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に8-1で勝利し、開幕戦勝利以来となる貯金1とした。先発したアドゥワがプロ初完投で今季初勝利。打線は初回に鈴木の3ランで先制し、捕手の磯村が3安打3打点など、13安打8得点でアドゥワを援護した。
緒方監督は「今日はアドゥワでしょう」と開口一番、先発4試合目で初勝利となったプロ3年目の右腕の名前を挙げた。「持ち味のゴロを打たせる投球で、緩急をつけて投げられていた。最後までよく投げ切ってくれた」と、母の日に活躍した孝行息子に感謝。「キャッチャーの磯村もいいリードで打撃も良かった。ナイスバッテリーです」と若き投打のヒーローを称賛した。
打線が初回から4イニング連続の得点で試合の主導権を握った。「初回の(鈴木)誠也の3ランがものすごく大きかった。その後も1点、1点とウチらしい攻撃ができた」と、つながりの戻った攻撃陣に満足そうだった。
今季は開幕戦に勝利した後、5カード連続負け越しなど苦しいスタートとなり、8連勝で勝率5割に復帰した後もなかなか貯金ができず、4度目の挑戦で3月30日以来の貯金「1」となった。それでも緒方監督は「そういうのは全然(関係ない)」と意に介さず、「ひとつひとつ、カープの野球をしていくだけです」と3連覇の期間に一貫した姿勢を貫いていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)