中日、連勝で6カードぶり勝ち越し 清水プロ初先発初勝利、故障者続出の投手陣に救世主

中日・清水達也【写真:荒川祐史】
中日・清水達也【写真:荒川祐史】

阪神は6カードぶり、5月初の負け越し

■中日 5-2 阪神(12日・甲子園)

 中日が2連勝で6カードぶり、5月初のカード勝ち越しを飾った。12日、敵地・甲子園球場での阪神戦。プロ初先発となった2017年ドラフト4位の清水達也投手が5回2失点と好投。初回に2点を失い同点に追いつかれたものの、その後はゼロを並べて初先発初勝利を飾った。

 花咲徳栄高で2017年夏の甲子園で優勝投手となった清水。聖地の女神は再び清水に味方した。2点を先制してもらって迎えた初回、福留に2点適時打で同点に。波乱の立ち上がりとなったが、2回以降は立ち直った。140キロ台半ばから後半の真っ直ぐとカーブ、フォークを軸に5回までゼロを並べて勝利投手の権利を持ってリリーフ陣に後を託した。

 打線は初回、高橋の6試合連続打点となる適時二塁打で2点を先制。同点とされた2回には大島の適時三塁打で勝ち越しに成功すると、5回には阿部の適時二塁打で2点を加え、3点のリードを奪った。6回以降はリリーフ陣が踏ん張って逃げ切り勝ち。開幕投手の笠原や福谷、松坂、藤嶋と先発投手陣に故障者が続出する中、2年目右腕が救世主となった。

 阪神は6カードぶり、5月初の負け越し。先発の才木が5回8安打で5点を失うと、打線も2回以降、中日先発の清水らを攻略できず。初回に福留の2点適時打で一度は同点に追いついたが、その後は反撃できなかった。

(Full-Count編集部)

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