6月の月間MVP発表 山田と大谷に加え、広島野村とロッテ田村が初受賞
山田は5度目、大谷は2度目、田村の捕手受賞は城島以来12年ぶり
日本野球機構(NPB)は6日、6月度の「日本生命月間MVP賞」受賞選手を発表した。セ・リーグでは、投手部門で野村祐輔投手(広島)、打者部門で山田哲人内野手(ヤクルト)が受賞。パ・リーグは投手部門で大谷翔平投手、打者部門で田村龍弘捕手が受賞した。野村、田村は初受賞となった。
首位広島の投手陣を牽引する野村は、4試合に登板して4勝0敗、25回を投げて防御率1.44、13奪三振の好成績を残した。4試合すべてで6回以上を投げ、2失点以下に抑える投球を披露。球団32年ぶりの11連勝にも大きく貢献した。広島で日本人投手の受賞は、2012年6月に前田健太(ドジャース)が受賞して以来となった。
山田は23試合出場で打率.346、10本塁打、28打点、4盗塁をマーク。打率、本塁打、打点はいずれも月間リーグトップで昨年9月度以来5度目の受賞となった。
大谷は4試合で1完投を含む4勝0敗、31回を投げて防御率0.29、41奪三振。リーグ唯一の4勝(無敗)を挙げ、防御率、奪三振もリーグトップだった。2015年3・4月度以来、2度目の月間MVP受賞。「5番・投手」で出場する“リアル二刀流”も大きな話題となった。
田村は22試合出場で打率.400、1本塁打、13打点。打率はリーグトップで、出塁率(.444)はリーグ2位、32安打はリーグ3位だった。複数安打は11試合で、3安打以上は月間4試合。捕手の月間MVP獲得はパ・リーグでは2004年6月度城島(ホークス)以来12年ぶり、ロッテでは1992年4月度青柳以来、24年ぶりとなった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count