“最高の内野送球”はジーター!? MLB公式が“鬼肩”スローイング動画でアンケート
現役のマチャド&アレナドも登場、アンケートではジーターがトップ
メジャーリーグの最大の魅力の1つといえば、内野手の驚異的な守備だろう。特に、苦しい体勢からの“鬼肩”送球には驚かされるプレーが多い。MLB公式ツイッターは、メジャー史に残る4つの「最高の送球」の中から1つを選ぶアンケートを実施。すべてのプレーの動画も公開している。
アンケートに登場しているのは、ブルックス・ロビンソン、デレク・ジーターという往年の名プレーヤー2人に、マニー・マチャド(パドレス)、ノーラン・アレナド(ロッキーズ)という強肩が売りの現役選手2人。最初に登場するのはロビンソンで、時代を感じさせる白黒の映像では、三塁線へのゴロを掴むと、完全にファウルゾーンに入ってから反転しながらすぐさま送球。ワンバウンドで一塁に届き、打者をアウトに仕留めている。
続いてジーターの“象徴的”なプレーが登場する。ゴロを処理したジーターが三遊間最深部でジャンプしながら反転し、一塁へ送球。ボールは全く落ちることなく一塁手のグラブに到達する。驚異のスローイングで打者はアウト。実は、守備指標は低かったと後に明らかになったジーターだが、華のある守備は見応えがある。
マチャドも有名なプレーが登場。三塁線へのゴロを逆シングルで捕球しようとしたマチャドはいったんボールを弾くものの、すぐに右手で握り直すと、完全にファウルゾーンに入った位置で苦しい体勢から送球。しかし、余裕のダイレクト送球でヤンキース時代の元ロッテ・クルーズをアウトに仕留めた。
そして、現役NO1三塁手の呼び声高いアレナドは“バント処理”で登場。相手打者がセーフティーバントを試みると猛然とダッシュして、右手で掴んでそのまま送球。厳しい体勢とは思えない“剛速球”が一塁手のグラブに収まり、走者はアウトとなった。
いずれも超美技だが、アンケートではジーターがトップ。ただ、コメント欄では様々な意見が飛び交っている。
「大差でブルックス」
「それは全ての三塁手にとって平凡なプレーだよ。マチャドのプレーは、アレナドにしてみれば平凡なプレーさ」
「マチャドのプレーだね」
「大差でマチャド」
「あのマニー(マチャド)の送球は僕が見た中で恐らく史上最高だね」
「ロビンソンはGOAT(Greatest Of All Time/史上最高)」
「マニーが唯一の正解。あの送球を上回るものは絶対にない」
「ノーランはこれを上回るプレーを今までにしてきている」
「ジーターでしょ。議論の余地なし」
ファンの好みによって、答えは分かれているようだ。