大谷の生還阻止した驚愕スロー 06年MVP野手も唖然「どうやったらあんなプレーが」
大谷は8回にグッドウインの中前打で本塁を狙ったが、阻止されタッチアウトに
■ツインズ 4-3 エンゼルス(日本時間15日・ミネソタ)
14日(日本時間15日)に行われた敵地ツインズ戦で復帰後初の猛打賞となる3安打を放ったエンゼルスの大谷翔平投手。「3番・DH」で2試合連続でスタメン出場すると、6回に中前適時打を放つなど3安打、3戦連続のマルチ安打として打率も.321まで上昇させた。
8回には投手前のボテボテのゴロを、自慢の快足を飛ばして内野安打とした大谷。二塁まで進むと、グッドウインの中前打で一気に同点のホームを狙った。打球を処理した中堅・バクストンの送球と競争に。98.6マイル(約158.7キロ)を記録した好返球。間一髪のところで、同点のホームを阻まれた。
このバクストンの好返球に、ツインズの本拠地ミネソタで試合を中継する「FOXスポーツ・ノース」の実況と解説も大興奮で伝えた。
実況のディック・ブレマー氏は「何という送球なんだ、バクストン! オオタニがガーバー(の方)にスライディングしました。彼が無事かどうか気になります。バクストンはセンターからなんという送球をしたことでしょう!」とまくし立てる。
すると解説を務めた2006年のア・リーグMVPジャスティン・モーノー氏も「どうやったらあんなプレーができるのでしょうか」と、その強肩スローぶりに唖然。メジャーでもトップクラスの走力を誇る大谷の生還を阻止した美技に驚きを隠せない様子だった。