元楽天横山、元DeNA久保、荒波ら所属メキシカンリーグへ サイドスローで活路
メキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズに入団
昨季限りで楽天を退団し、今季から米国独立リーグでプレー予定だった横山貴明投手がメキシカンリーグ入りすることが分かった。
横山は楽天退団後、12球団トライアウトを受けるもNPBの球団から声が掛からず。しかし今年2月、米国を舞台にプロ契約を目指して結成されたトラベリングチーム「アジアンブリーズ」に加入。そこでは、新たに身につけたサイドスローと、動く球を武器にMLB球団やメキシカンチーム相手に自身の投球を披露した。
この投球が評価され、米国独立リーグのニュージャージー・ジャッカルズへの入団が決定。これを受けて出国準備を行っていたところ突然、メキシカンリーグの「メキシコシティ・レッドデビルズ」から入団オファーがあり、移籍を決断した。
直前の移籍について横山は「オファーしてれたチームに感謝します。新しい土地、環境でのプレーになりますが、楽しみながら期待に応えられるように頑張ります」とコメント。同球団での公式ホームページでも横山の入団を発表。「投手陣の補強が必要だった今、良い影響を与えてくれるだろう」と大きな期待を寄せている。また、チームには楽天時代、共にプレーしたジャフェット・アマダー内野手が在籍しており、初めてメキシコでプレーする横山にとって心強い存在となる。
今年は、久保康友投手や荒波翔外野手ら日本人選手も同リーグで奮闘している。横山も彼らに続いての加入となり、久保、荒波両選手と対決する可能性もある。このように海外を舞台に活躍する日本人選手の姿は、ファンの間でも話題、楽しみとなるだろう。今後も横山の好投に期待したい。
(豊川遼 / Ryo Toyokawa)