鷹工藤監督「彼の良いところが随所に出た」自己最長8回1失点の高橋礼を絶賛

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

連敗は3でストップ、甲斐の決勝弾が「みんなを勇気付けた」

■ソフトバンク 5-1 西武(16日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは16日、本拠地ヤフオクドームの西武戦に快勝し、連敗を3で止めた。先発の高橋礼が西武打線を相手に8回1失点の好投、打線も終盤に得点を重ねた。

 序盤から高橋礼は緩急とテンポの良さ、西武・榎田大樹は右打者の内角に突き刺さるようなストレートを武器に熱い投手戦を展開。互いにソロ本塁打で1点ずつを失って迎えた7回裏、ソフトバンクが甲斐の4号ソロで勝ち越しに成功。8回裏にもグラシアルと内川聖一の連続タイムリーで3点を追加して試合を決めた。

 高橋礼は自己最長の8回を無四球の1失点にまとめ、無傷の5勝目。試合後の工藤公康監督は「彼の良いところが随所に出たと思います。右バッターのインサイドに投げ切れていたし、カーブもしっかりコントロールされていて、自分が意図したボールを投げられたのは成長したところだと思います」と称賛した。

 西武戦は3戦目となるが「相手にしたら(研究した)データを上回るだけの球威とコントロールだった」と語り「甲斐くんも強気でリードしたのが良いところ」とバッテリーとしての働きを認めた。

 また8回のダメ押しの場面については「グラシアルが良く打ってくれたし、もう1点ほしいところで内川くんが集中力のあるヒットを打ってくれた。その前(7回)の甲斐くんの一打がみんなを勇気づけたと思います」とした。カードの勝ち越しはならなかったが「(3試合目を)勝つのと負けるのとでは全然違います」と上機嫌で会見を終えた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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